エドモンド・ダヤラにより1860年に創業。ドザージュ100g/Lの甘口が主流であったシャンパーニュにおいて、1865年に21g/Lの辛口シャンパーニュをリリース。1882年に作られたグランド・マルク組合の設立メンバーとなり、1908年には英国ロイヤルワラントの称号を取得しました。2005年にボランジェファミリーの一員となり、醸造所はステンレスタンクに特化した最新鋭の設備に刷新され、シャープでスタイリッシュなアイデンティティを確立。2012年にアドリアン・ムフラールがジェネラル・マネージャーに就任し現在はマネージングディレクターとしてフランス国内や世界各国でアヤラの発展に尽力。2022年にはジュリアン・グーがセラーマスターに就任。メゾンのオーガニックへの移行を推進しています。2023年にドライシャンパーニュのスタイルをさらに向上させた3つのスタンダードキュベのリニューアルを発表しました。

アヤラは計21ヘクタールの自社畑をアイ、ディジー、シュイイ、オジェ、シャンヴォワジー、パッシー＝グリニーに所有。うち7ヘクタールは環境価値重視認定（HVE）とシャンパーニュのサステナブル認証（VDC）の認証を受け、近年オーガニックへの移行を進めています。メゾンの全ぶどう畑の面積は120ヘクタールに及び、100軒の葡萄生産者と提携しています。

アイ村でぶどうを受け入れてからデゴルジュマンまでを一つの場所で行い、人の介入を最小限に抑えたワイン造りを行っています。120もの大小さまざまなサイズのステンレスタンクを所有し、畑やぶどうの品種、収穫年ごとに分けて醸造・熟成をさせていくことでぶどうごとの個性を守りながらワインを仕上げていきます。ドザージュを最小限に抑えることで甘みを抑え、ぶどうの持つ個性をしっかり表現。巧みなブレンド技術と澱との長期熟成により素晴らしいアロマの複雑性と深さ、まろやかさが生まれます。