エルミタージュ モニエ・ド・ラ・シズランヌ ルージュ

凝縮感としなやかさが共存する、エレガントな余韻

ラズベリー、カシスを連想させるアロマや甘草の香り。凝縮感がありながらも柔らかな口当たり。タンニンも丸みがありエレガント。カシスやフランボワーズを想わせる余韻は長く、若いうちは黒コショウを連想させるアロマも感じます。

点字に込められた敬意 ― シズランヌの由来

モニエ・ド・ラ・シズランヌ(Monier de la Sizeranne)という名前はM.シャプティエの創業地、タン・エルミタージュの地に点字(短縮版)を発明した モーリス・モニエ・ド・ラ・シズランヌの一族が畑を所有していたことに由来しています。その功績に敬意を表し、ラベルにはシズランヌ家の紋章であるライオンが使われ、また視覚障害のある人も含めた全ての人々にエルミタージュのワインを届けたいという思いからシャプティエのラベルに点字が導入されました。

ローヌを代表する名高き丘、エルミタージュ

エルミタージュはローヌ川左岸の南向き斜面に広がる、北ローヌ屈指の銘醸地です。多様な土壌とミストラルから守られた気候条件が、高品質なワインを育みます。古代ローマ時代から評価され、中世にはボルドーの補強にも使われました。19世紀にはロマネ・コンティやラフィットと並ぶ三大銘醸地と称され、現在もその名声を保ち続けています。